どうも、ねむねむ永川です。
M14のFET化の依頼
いやはや、今回のM14は色々突っ込み所満載です。
依頼主の方には大変申し訳ありませんが、当方辛口人間なのでハッキリ書かせて頂きます。
え~状態
ギア鳴り
グリス入ってない
フロント周りガタガタ
スコープ斜めってる(御大層に水平器は付いているが、意味を成していない)
そもそも、マウントリングが噛んでない・・・
ラージコネクタからミニコネクタへ変換している(コレやってる人結構多いですね、ダメですよ?)
コネクタ折れてる=外しましょう。
バックプレートのネジも緩んでいる等々
FET化以前のお話ですね。
依頼主の方にもお話をして、承諾は受けましたが、今回のFET回路は安全な方で行きます。
ハイレスポンスチューニングはフューズレス&セーフティーの手前からの配線になります。
文字ばかりでは何なので、写真見ながら行きましょう・・・
コネクタ折れですね、14の持病・・・これは仕方が無いかと思います。
見事にポッキリいってます。
折れたコネクタ
こればっかりは、どうしようもありません。
接着剤等も無駄です。また折れます。
で、コネクタが破損し場合、細いネジ一本で止まっている状態になりますので、早急に上記写真のパーツを取り外す事をお勧め致します。
ネジ穴
この穴が広がったらアッパー丸ごと交換になります。
*依頼主の方が取り付けた状態でと仰られたので、コネクタは取り付けた状態です。
ギア・・・
ドライ・・・
あのロットか・・・
まぁグリースモリモリですよ。
一旦外装に戻ります。
今回一番気になった所
お分かり頂けるでしょうか? マウントリングの爪がそもそも噛んでない・・・
レイル或は、スコープを破損する危険性が高いです。
この様な取り付けは、絶対にしないで下さい。
取り外した状態
どうしてコウナッタ・・・
意味の無い水平器・・・ この手の水平器は、銃に対して水平を出すのが難しいです。
レイル取り付けの水平器をお勧め致します。
下の水平器と合ってますよね?これで初めて意味を成します。
*上記写真は私の銃です。
折角ですので・・・
スコープの水平、垂直の出し方。
① 的=水平、垂直な物 錘を付けた目立つ色の紐がオススメです。
② 銃を水平にする(水平に構える)殆どの人が出来ません・・・一番大事な所です。
③ スコープの縦ラインを①の的に合わせる。 スコープに平らな部分があるならば、そこにも水平器を置く
基本的には上記の方法で水平、垂直が出せます。
これ書くの何回目だろう・・・
銃に対して光学機器が曲がっていると何が起きるか?
上下左右の調整がダリィ
例、スコープが右へ傾いているとします。
①弾がレティクルの下へ着弾するとします=上方修正をかけます
②銃に対してスコープが右へ傾いているので着弾点が右上へ移動します。
③着弾点が右上へずれたので左に修正します、着弾点が左上方へ移動します。
④着弾点が上がり過ぎたとします=下方修正
⑤スコープが傾いているので、左下に着弾点が移動します。
何が言いたいか?=上下左右ダイアルが斜め調整になります。上記の地獄+HOP調整を考えてみて下さい。
マジダリィです。
ふぅ・・・FETの話をしましょう。
スイッチ周りの配線取り外し
今回はセーフティから先でモーター電力を供給しています=レスポンスは落ちる。
赤の線が、メインの動力線です。
万が一の場合、セフティを掛ければ、電力供給が止まります。
が、抵抗値が増えるのでレスポンスダウン。
今回は代理依頼との事ですので、安全対策はしっかりと行います。
直接御来店の方でしたら色々相談の上ハイレスポンスの銃に仕上げます。
顔の見えない商売はしない主義です。
普段取り付けない物。
ヒューズ・・・これもサイクル&レスポンスダウンの原因になります。
燃えて(燃やして)クレームが来るのは簡便です。
今回のM14を試射して思うのは・・・んー60%位の性能?
たった二つの安全装置でココまでレスポンスが落ちるとは・・・
あ~レスポンスが悪い心当たりはありますね。ミニコネクタ、コレもダメですね、抵抗になります。
ギア鳴りはグリスアップとバックラッシュ調整で解決。
後は・・・スコープ何とかして終了。
今回の記事も・・・
スコープの斜め取り付け、ダメ絶対
おじさんとの約束だよ。